【日本盤・中古】スネークマンショー – 急いで口で吸え!
規格番号：ALR-28009（Alfa）1981年
LP 33 1/3回転
帯
インサート2枚

・ジャケットの状態 VG+（ジャケに汚れあり。帯とインサートにしみあり）
・盤の状態 E-

81年リリース、桑原茂一、畠山桃内（伊武雅刀）、咲坂守（小林克也）によるラジオ番組「スネークマンショー」のファースト・アルバムです。前年にYMOのミニアルバム「増殖」がヒットしたことにより、スネークマンショーがメインのアルバムを制作することになってできたのが本作で、プロデューサーはスネークマンショーの元締めである桑原茂一と細野晴臣です。スネークマンショーのギャグは、あまりに危なくて酷いですが、合間に挿入される音楽は、どれも時代の最先端を行くニューウェイヴ・ナンバーばかりです。A2はYMOによるフジフィルムのカセットテープのCMソングのフル・ヴァージョン。この曲を収録したのは松武秀樹と大村憲司のふたりで、YMOが現場にいなかったという噂あり。A4はサンハウスの曲のシーナ＆ロケッツによる再演で、ライヴの定番曲ですが、ここに収録されたヴァージョンが一番だと個人的には思います。A9はサンセッツ結成前のサンディーのソロで、マーサ＆ザ・ヴァンデラスのカヴァー。B4はシャンソンの有名曲のカヴァーで、アーティスト名「ドクター・ケセラー」こと加藤和彦が歌っています。B7は作曲編曲が細野晴臣で、シングルとしてリリースされました。細野のヒップホップ・ユニットであるFOEのプロトタイプと言えるかも。実際、2002年には細野と高橋幸宏のユニットであるスケッチ・ショウで歌詞を変えてカヴァーしています。そして本盤の白眉は何と言ってもB6のニューウェイヴ・オペラの怪人クラウス・ノミの曲で、このアルバムに収録されたことにより日本での知名度が一気に上がったことは事実です。と、ここまでは音楽の紹介ですが、本盤のメインはやはりスネークマンショーのギャグの部分です。で、とにもかくにもA5です。聞き直す度に大笑いし、その後苦笑します。これ、ポール・マッカートニーは知ってるのかな。酷すぎる。訴えられたら負けるよ。でもおかしすぎ。

曲目
A1 Snakeman Show：盗聴エディー P-1
A2 Y.M.O.：磁性紀－開け心－
A3 Snakeman Show：盗聴エディー P-2
A4 Sheena & The Rokkets：Lemon Tea
A5 Snakeman Show：はい、菊地です （～7人の刑事）
A6 Snakeman Show： 盗聴エディー P-3
A7 The Rockats：All Thru The Nite
A8 伊武雅刀と The Spoil：Stop The New-Wave
A9 Sandii：Jimmy Mack
B1 Snakeman Show：急いで口で吸え
B2 The Crap Heads：黄金のクラップヘッズ
B3 Snakeman Show：シンナーに気をつけろ
B4 Doctor Kesseler：Me Que Me Que
B5 Snakeman Show：正義と真実
B6 Klaus Nomi：Cold Song
B7 ユー・アンドーミー・オルガスムス・オーケストラ：咲坂と桃内のごきげんいかが ワン・ツゥ・スリー
B8 Snakeman Show：これなんですか
B9 ユー・アンドーミー・オルガスムス・オーケストラ：ごきげんいかが　アゲイン