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【LP】Grace Jones – Slave To The Rhythm
【アメリカ盤・中古】Grace Jones – Slave To The Rhythm
規格番号:ST-53021(Manhattan Island Records)1985年
LP 33 1/3回転
・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-
85年リリース、ジャマイカ出身のシンガー、モデルで女優のグレイス・ジョーンズの7枚目のオリジナル・アルバムです。プロデューサーはZTT総帥のトレヴァー・ホーンで、作詞作曲はホーンとステファン・リプトン、サイモン・ダーロウとブルース・ウーリーの4人によるチームが担当していますが、ここにはウーリーとホーンというオリジナルのバグルスのメンバーがいるというのがエレポップ・ファンにはうれしいところです。しかしながら、サウンドは初期エレポップとは違う最新のシンセにサンプラーをバキバキに使ったデジタル・ファンクで、そこにクールなジョーンズのヴォーカルがばっちりフィットしています。彼女の声質と、かっちりと作られたシンセ・サウンドは相性がとても良い様子。結果、全英アルバム・チャートの12位を記録し、ビルボード200では73位にランクインしました。このアルバムと同タイトルのシングル「Slave To The Rhythm」が全英シングル・チャートの12位まで上がり、ヨーロッパ各国では10位以内に入るヒットとなりましたが、本作に収録されているB1がそのシングルと同曲ではなく、B4の「Ladies And Gentlemen: Miss Grace Jones」がそのヒット・シングルに該当するというややこしさです。革新的なサウンドを生み出しながらも、スキャンダラスな話題も提供するというトリックスター的なレコード会社であったZTTのやりそうなことではあります。収録曲は8曲で、曲間にグレイス・ジョーンズのインタビューをいくつか収めており、曲の継ぎ目がないノンストップ・ミックスのような構成になっていますが、よく聞いてみると彼女はあまり歌っていません。実はタイトル曲のヴァージョン違いというか、使い回しといった体裁の曲(ほぼインスト)が多く、要はひとつかふたつの曲を4人のクリエイター(というかトレヴァー・ホーン)がいろいろとアレンジ、リコンストラクションしたというリミックス集ともいえる作品です。本作は彼女の作品の中で最も売れたアルバムですし、代表作ということになりますが、もしグレイス・ジョーンズの初心者であれば本作より前作「Living My Life」をおすすめします。そちらのほうが彼女の良さ(特にヴォーカリゼーション)を感じるには適していそう。あ、それよりベスト・アルバムとかのほうがいいかも。
曲目
A1 Jones The Rhythm
A2 The Fashion Show
A3 The Frog And The Princess
A4 Operattack
B1 Slave To The Rhythm
B2 The Crossing (Ooh The Action...)
B3 Don't Cry - It's Only The Rhythm
B4 Ladies And Gentlemen: Miss Grace Jones
規格番号:ST-53021(Manhattan Island Records)1985年
LP 33 1/3回転
・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-
85年リリース、ジャマイカ出身のシンガー、モデルで女優のグレイス・ジョーンズの7枚目のオリジナル・アルバムです。プロデューサーはZTT総帥のトレヴァー・ホーンで、作詞作曲はホーンとステファン・リプトン、サイモン・ダーロウとブルース・ウーリーの4人によるチームが担当していますが、ここにはウーリーとホーンというオリジナルのバグルスのメンバーがいるというのがエレポップ・ファンにはうれしいところです。しかしながら、サウンドは初期エレポップとは違う最新のシンセにサンプラーをバキバキに使ったデジタル・ファンクで、そこにクールなジョーンズのヴォーカルがばっちりフィットしています。彼女の声質と、かっちりと作られたシンセ・サウンドは相性がとても良い様子。結果、全英アルバム・チャートの12位を記録し、ビルボード200では73位にランクインしました。このアルバムと同タイトルのシングル「Slave To The Rhythm」が全英シングル・チャートの12位まで上がり、ヨーロッパ各国では10位以内に入るヒットとなりましたが、本作に収録されているB1がそのシングルと同曲ではなく、B4の「Ladies And Gentlemen: Miss Grace Jones」がそのヒット・シングルに該当するというややこしさです。革新的なサウンドを生み出しながらも、スキャンダラスな話題も提供するというトリックスター的なレコード会社であったZTTのやりそうなことではあります。収録曲は8曲で、曲間にグレイス・ジョーンズのインタビューをいくつか収めており、曲の継ぎ目がないノンストップ・ミックスのような構成になっていますが、よく聞いてみると彼女はあまり歌っていません。実はタイトル曲のヴァージョン違いというか、使い回しといった体裁の曲(ほぼインスト)が多く、要はひとつかふたつの曲を4人のクリエイター(というかトレヴァー・ホーン)がいろいろとアレンジ、リコンストラクションしたというリミックス集ともいえる作品です。本作は彼女の作品の中で最も売れたアルバムですし、代表作ということになりますが、もしグレイス・ジョーンズの初心者であれば本作より前作「Living My Life」をおすすめします。そちらのほうが彼女の良さ(特にヴォーカリゼーション)を感じるには適していそう。あ、それよりベスト・アルバムとかのほうがいいかも。
曲目
A1 Jones The Rhythm
A2 The Fashion Show
A3 The Frog And The Princess
A4 Operattack
B1 Slave To The Rhythm
B2 The Crossing (Ooh The Action...)
B3 Don't Cry - It's Only The Rhythm
B4 Ladies And Gentlemen: Miss Grace Jones