【アメリカ盤・中古】The Style Council – Promised Land
規格番号：889 147-1（Polydor）1989年
12インチ・シングル　33 1/3回転

・ジャケットの状態　E-
・盤の状態　E-

89年リリース、スタイル・カウンシルの事実上のラスト・シングルです。彼らのシングルとしては、解散前にロング・ホット・サマーのリミックス・ヴァージョンがリリースされましたが、新作のこちらを最終作と認定していいはずで、全英シングル・チャートの27位を記録と、ジャムの解散の時とは違ってこちらはモヤモヤするランクで終了しました。一方で、スタイル・カウンシルはアメリカでは受けないというジンクスを（ちょっとだけ）吹き飛ばして、初めてビルボード・ダンス・クラブ・ソングス・チャートの19位にランクインしました。曲はハウス・ミュージックのパイオニアであるジョー・スムースの名曲のカヴァーで、サウンドはもう完全にハウス。ずっとR＆Bが好きだったポール・ウェラーにとっては、89年にもっともソウルフルだと感じた音楽がディープ・ハウスだったのでしょう。今までのスタイル・カウンシルのファンの多くが離れたことは想像に難くなく、レコード会社も予定のアルバム「Modernism: A New Decade」のリリースを拒否しました。とは言え、今聴くと内容自体は素晴らしく、ハウス・ミュージックのビートの上にゴスペル的なユニゾンのヴォーカルが乗るという、マーヴィン・ゲイがこの時代に生きていたらここに到達するのではないかと言うようなナンバーなのです。この路線でまだまだ続けたらどうなっていたかを見たかった気もしますが、レコード会社は受け入れない決定を下したわけで。まあ、ちょっとそっちに振れ過ぎてましたよね。ちなみにA1のリミックスはデトロイト・テクノのホアン・アトキンス（でもポールは完成作を気に入らないそう）で、B面はハウスというよりもうテクノです。

曲目
A1 Promised Land (Club Mix)
A2 Promised Land (Pianopella)
B1 Can You Still Love Me? (Club Mix)
B2 Can You Still Love Me? (Dub)