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【LP】Various Artists – CLEAR CUT 2 Sunny Day
【日本盤・中古】Various Artists – Clear Cut 2
規格番号:RTL-21(Rough Trade)1982年
LP 33 1/3回転
帯
インサート
・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-
82年リリース、ラフトレードから作品をリリースしているバンドとアーティストの楽曲をコンパイルしたオムニバス・アルバムです。この「クリアー・カット」というコンピレーションは当時ラフトレードと契約関係にあったジャパン・レコードが独自編纂したアルバムで、日本では全く未知で、ほとんどがマイナーでありレコードが手に入らないバンドの(特にシングルの)作品を紹介してくれる役割をする、非常に重宝したシリーズで、最終的には5枚がリリースされました。その第2弾である本作ですが、帯の惹句にあるようにポストパンクとしてのファンク・ミュージックを集めたものです。ただし、今回だけは他のクリアー・カットとちょっと違い、ほぼピッグバッグの販促作品的な色彩が濃いものとなっています。収録曲がどれも長尺気味とあって6曲と少ないのですが、そんな状況で6曲中3曲がピッグバッグというのはちょっと偏りすぎ。「Papa's Got A Brand New Pigbag」が大ヒットしていたからというのはわかるものの、ピッグバッグのファースト・シングルからサード・シングルまで(ヴァージョンが違ったりするものの)網羅する必要はあったのか疑問です。でもですね。聴くとこれがいい。パンク出自のブラス・ナンバーというのは勢いがあっていいのです。A2には、ピッグバッグ同様ポップ・グループから派生したバンドのマキシマム・ジョイのセカンド・シングルを収録。もうひとつの分派であるリップ・リグ&パニックとピッグバッグの間に位置するようなポストパンク・サウンドを奏でています。どうせならリップ・リグ&パニックも収録してほしいものですが、レコード会社が違うので無理でした。A3は、このメンツからすると違和感があるキャバレー・ヴォルテールの83年作を収録。全英シングル・チャートに初めてランクインした曲で、バンドの代表曲と言えますが、ファンクの文脈ではちょっとといった感じ。これはこれでシングルとして日本発売すればよかったのにと思いますが、当時来日公演が話題になったり、ライヴ・アルバムをリリースしたりと会社としてもプッシュしていたこともあってここに収録されることになったのでしょう。ファンク・ミュージックというより、ファンクっぽいインダストリアル・ミュージックで、60年代のアメリカのテレビ番組「The Outer Limits」のサンプリング・ヴォイスがかっこいいです。B2はエッセンシャル・ロジックの中心人物であったローラ・ロジックのソロ・シングル。これもほかの収録曲と同様のファンクですが、この曲だけヴォーカルありなので、なにかちょっと安心します。本作は一時期在籍したレッド・クレイヨラのメンバーをバックに録音したもので、彼女はこの後、Xレイ・スペックスの同僚であったポリー・スタイリーンと一緒にハレ・クリシュナ教団に入信したりします。
曲目
A1 Pigbag:Papa's Got A Brand New Pigbag (Disco Version)
A2 Maximum Joy:White & Green Place
A3 Cabaret Voltaire:Yashar
B1 Pigbag:Sunny Day
B2 Lora Logic:Wonderful Offer
B3 Pigbag:Getting Up
規格番号:RTL-21(Rough Trade)1982年
LP 33 1/3回転
帯
インサート
・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-
82年リリース、ラフトレードから作品をリリースしているバンドとアーティストの楽曲をコンパイルしたオムニバス・アルバムです。この「クリアー・カット」というコンピレーションは当時ラフトレードと契約関係にあったジャパン・レコードが独自編纂したアルバムで、日本では全く未知で、ほとんどがマイナーでありレコードが手に入らないバンドの(特にシングルの)作品を紹介してくれる役割をする、非常に重宝したシリーズで、最終的には5枚がリリースされました。その第2弾である本作ですが、帯の惹句にあるようにポストパンクとしてのファンク・ミュージックを集めたものです。ただし、今回だけは他のクリアー・カットとちょっと違い、ほぼピッグバッグの販促作品的な色彩が濃いものとなっています。収録曲がどれも長尺気味とあって6曲と少ないのですが、そんな状況で6曲中3曲がピッグバッグというのはちょっと偏りすぎ。「Papa's Got A Brand New Pigbag」が大ヒットしていたからというのはわかるものの、ピッグバッグのファースト・シングルからサード・シングルまで(ヴァージョンが違ったりするものの)網羅する必要はあったのか疑問です。でもですね。聴くとこれがいい。パンク出自のブラス・ナンバーというのは勢いがあっていいのです。A2には、ピッグバッグ同様ポップ・グループから派生したバンドのマキシマム・ジョイのセカンド・シングルを収録。もうひとつの分派であるリップ・リグ&パニックとピッグバッグの間に位置するようなポストパンク・サウンドを奏でています。どうせならリップ・リグ&パニックも収録してほしいものですが、レコード会社が違うので無理でした。A3は、このメンツからすると違和感があるキャバレー・ヴォルテールの83年作を収録。全英シングル・チャートに初めてランクインした曲で、バンドの代表曲と言えますが、ファンクの文脈ではちょっとといった感じ。これはこれでシングルとして日本発売すればよかったのにと思いますが、当時来日公演が話題になったり、ライヴ・アルバムをリリースしたりと会社としてもプッシュしていたこともあってここに収録されることになったのでしょう。ファンク・ミュージックというより、ファンクっぽいインダストリアル・ミュージックで、60年代のアメリカのテレビ番組「The Outer Limits」のサンプリング・ヴォイスがかっこいいです。B2はエッセンシャル・ロジックの中心人物であったローラ・ロジックのソロ・シングル。これもほかの収録曲と同様のファンクですが、この曲だけヴォーカルありなので、なにかちょっと安心します。本作は一時期在籍したレッド・クレイヨラのメンバーをバックに録音したもので、彼女はこの後、Xレイ・スペックスの同僚であったポリー・スタイリーンと一緒にハレ・クリシュナ教団に入信したりします。
曲目
A1 Pigbag:Papa's Got A Brand New Pigbag (Disco Version)
A2 Maximum Joy:White & Green Place
A3 Cabaret Voltaire:Yashar
B1 Pigbag:Sunny Day
B2 Lora Logic:Wonderful Offer
B3 Pigbag:Getting Up