【アメリカ盤・中古】Elvis Costello & the Attractions – Almost Blue
規格番号： FC 37562（Columbia）1981年
LP 33 1/3回転

・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-

81年リリース、エルヴィス・コステロ＆アトラクションズの5枚目のスタジオ・アルバムです。ジャケットがケニー・バレルの「Midnight Blue」のパロディだとすぐにわかるので、今度はジャズ・ナンバーのカヴァー集かと思いますが、実は収録曲すべてがカントリー・ミュージックのカヴァーです。世間はニューウェイヴやシンセポップが流行の80年代初頭にカントリーってどうなの？とレコード会社は心配したものの、全英アルバム・チャートの7位にランクインし、ジョージ・ジョーンズのカヴァーであるB1は全英シングル・チャートの6位まで上がるヒットとなりました。プロデューサーはナッシュヴィル在住の名プロデューサーのビリー・シェリル、スティール・ギターでドゥービー・ブラザーズのジョン・マクフィーが参加しています。当時、コステロの体調と精神状態が非常に悪く、またプロデューサーとも反りが合わず関係性は険悪な状態で、正に最悪なコンディションで制作された本作は、評論家からも賛否両論を巻き起こしましたが、なぜコステロが今カントリー？という部分は当時は理解できない部分は確かにあったでしょう。でも、40年経過した2020年代の今聴くと、これがなんとも「和む」音楽に聴こえるのです。中でもカントリーによくある3拍子の曲が特に。いろいろあって大変だったということで力が抜けていたのが功を奏したのかもしれません。また、どの曲も2～3分と短いので、通しで聴きやすいってこともありますし。コステロ入門としては、まったくおすすめできませんけどね。

曲目
A1 Why Don't You Love Me (Like You Used To Do?)
A2 Sweet Dreams
A3 Success
A4 I'm Your Toy
A5 Tonight The Bottle Let Me Down
A6 Brown To Blue
B1 Good Year For The Roses
B2 Sittin' And Thinkin'
B3 Colour Of The Blues
B4 Too Far Gone
B5 Honey Hush
B6 How Much I've Lied