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【LP】Various Artists(コンチネンタル・キッズ、赤痢 etc) – We Are Beat Crazy
【日本盤・中古】Various – We Are Beat Crazy
規格番号:CAP-0020-L(Captain Records)1986年
LP 33 1/3回転
インサート
・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-
86年リリース、関西のパンク・シーンの重要レーベル「ビート・クレイジー」周辺のバンドを6組集めたオムニバス・アルバムです。参加バンドは、レーベル主催のシノヤン(本作ではジュンと表記)とラン子在籍のコンチネンタル・キッズ、そのランコ率いるスペルマ、録音時メンバーは17歳の赤痢、ボーンズ、ストリッパー、コックニー・コックスで、6組とは言え、どれもそれぞれ匂いの違ったサウンドを聴かせてくれます。コンチネンタル・キッズの2曲は70年代ハードロック/ブルース・ロックをベースにしたロックンロールで、同じく京都の村八分を想起します。赤痢は、前年に出た7インチEPで一気に有名になっていましたが、ここでは露悪的な歌詞は控えてのジャンクなパンク・ナンバーを披露。個性では6組中ナンバー1でしょう。ラフィンノーズのチャーミーとポンが主催する大阪のAAレコードからリリースされたオムニバス・アルバム「Oi of Japan」にも参加したコックニー・コックスは、名前も裏ジャケのアーティスト写真からもオイ・パンクであることがわかりますが、サウンドもまさに定型的なオイ・サウンド。歌詞が英語であることもあってAAレコード期のコブラに似ています。ボーンズは6組の中ではもっともハードコア・パンクなサウンドで、ディスチャージを軽くしたような2ビートが印象的。やけにベースが大きいミックスにちょっと違和感がありますが、ライヴは盛り上がったはず。ストリッパーはなんと言っても不良なヴォーカリゼーションが魅力的。スタークラブにヤンキーのスパイスを加えた感じで、ちょっと微笑ましささえ感じます。ラストはスペルマ。当時すでに写真週刊誌などで話題になっていた半裸のラン子さんがヴォーカルを取るバンドで、その話題とアーティスト写真などから、デス・ヴォイスでしゃがれ声のヴォーカリゼーションを想像しますが、実はどちらかというとハイトーンなヴォイスなのです。収録の2曲は、在籍するコンチネンタル・キッズよりも歌謡曲マナーなロック・チューンで、歌詞がラン子の生き様そのものなのがなんとも泣けます。歌謡曲と言ってもアイドル歌謡とかじゃなくてスナックで歌われるタイプの歌謡曲ね。一人称があたいで、二人称があんただから。ラン子さんは1997年に44歳で亡くなってしまいましたが、生きていれば70歳を越えたところ。京都のではなく、日本のパンクのゴッド・マザーになっていたはずです。
曲目
A1 Continental Kids:Hell Cat
A2 Continental Kids:Burning
A3 赤痢:Pachinko
A4 赤痢:Dynamite Kid
A5 Cockny Cocks:Work Song
A6 Cockny Cocks:ake Us Guns
B1 Bones:Possessed (Society)
B2 Bones:Daily
B3 Stripper:Drug Girl
B4 Stripper:All Danger Boys
B5 Sperma:Rova
B6 Sperma:Good-Bye Jehnny
規格番号:CAP-0020-L(Captain Records)1986年
LP 33 1/3回転
インサート
・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-
86年リリース、関西のパンク・シーンの重要レーベル「ビート・クレイジー」周辺のバンドを6組集めたオムニバス・アルバムです。参加バンドは、レーベル主催のシノヤン(本作ではジュンと表記)とラン子在籍のコンチネンタル・キッズ、そのランコ率いるスペルマ、録音時メンバーは17歳の赤痢、ボーンズ、ストリッパー、コックニー・コックスで、6組とは言え、どれもそれぞれ匂いの違ったサウンドを聴かせてくれます。コンチネンタル・キッズの2曲は70年代ハードロック/ブルース・ロックをベースにしたロックンロールで、同じく京都の村八分を想起します。赤痢は、前年に出た7インチEPで一気に有名になっていましたが、ここでは露悪的な歌詞は控えてのジャンクなパンク・ナンバーを披露。個性では6組中ナンバー1でしょう。ラフィンノーズのチャーミーとポンが主催する大阪のAAレコードからリリースされたオムニバス・アルバム「Oi of Japan」にも参加したコックニー・コックスは、名前も裏ジャケのアーティスト写真からもオイ・パンクであることがわかりますが、サウンドもまさに定型的なオイ・サウンド。歌詞が英語であることもあってAAレコード期のコブラに似ています。ボーンズは6組の中ではもっともハードコア・パンクなサウンドで、ディスチャージを軽くしたような2ビートが印象的。やけにベースが大きいミックスにちょっと違和感がありますが、ライヴは盛り上がったはず。ストリッパーはなんと言っても不良なヴォーカリゼーションが魅力的。スタークラブにヤンキーのスパイスを加えた感じで、ちょっと微笑ましささえ感じます。ラストはスペルマ。当時すでに写真週刊誌などで話題になっていた半裸のラン子さんがヴォーカルを取るバンドで、その話題とアーティスト写真などから、デス・ヴォイスでしゃがれ声のヴォーカリゼーションを想像しますが、実はどちらかというとハイトーンなヴォイスなのです。収録の2曲は、在籍するコンチネンタル・キッズよりも歌謡曲マナーなロック・チューンで、歌詞がラン子の生き様そのものなのがなんとも泣けます。歌謡曲と言ってもアイドル歌謡とかじゃなくてスナックで歌われるタイプの歌謡曲ね。一人称があたいで、二人称があんただから。ラン子さんは1997年に44歳で亡くなってしまいましたが、生きていれば70歳を越えたところ。京都のではなく、日本のパンクのゴッド・マザーになっていたはずです。
曲目
A1 Continental Kids:Hell Cat
A2 Continental Kids:Burning
A3 赤痢:Pachinko
A4 赤痢:Dynamite Kid
A5 Cockny Cocks:Work Song
A6 Cockny Cocks:ake Us Guns
B1 Bones:Possessed (Society)
B2 Bones:Daily
B3 Stripper:Drug Girl
B4 Stripper:All Danger Boys
B5 Sperma:Rova
B6 Sperma:Good-Bye Jehnny