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【LPx2】Various Artists – ブリュッセルより愛をこめて~From Brussels With Love (1983 Edition)
【ベルギー盤・中古】Various Artists – From Brussels With Love (1983 Edition)
規格番号:TWI008(Les Disques Du Crépuscule)1984年
LP 2枚組 33 1/3回転
インサート
・ジャケットの状態 VG+(ジャケ縁に少し傷みあり。インサートにしみあり)
・盤の状態 E-,E-
84年リリース、80年にベルギーのクレプスキュール・レーベル初の作品としてカセットテープでリリースされ、その後もレコードやCDで再発が重ねられている名コンピレーション・アルバムです。本盤は、収録曲が入れ替えられて再編纂された83年エディションとして2枚組LPでリリースされ、ジャケットにタイトルの日本語訳「ブリュッセルより愛をこめて」が書かれたヴァージョンです。2020年には同じ体裁でリイシューされましたが、オリジナルの本盤とは収録曲が違っています。さてその内容は、元ウルトラヴォックスのジョン・フォックスによるジングルで始まり、シンセポップ、ポストパンク的なバンド・サウンド、アンビエント・ミュージック、抽象的なアヴァンギャルド・ミュージック、ピアノ曲、そしてインタビュー音声(ブライアン・イーノ、ジャンヌ・モロー。長い!)と続きます。どれもあまりに個性的なので、でこぼこした、落ち着かないコンピになりそうですが、静謐さを感じさせる不思議な統一感があります。それはハロルド・バッド、マイケル・ナイマン、ソフト・ヴァーディクト(ウィン・メルテン)、ギャヴィン・ブライアーズといった、今では巨匠と呼ばれるアーティストのピアノ曲が各面の適所に収録されているのが大きいかもしれません。いくつか注目曲を挙げると、後にエル・レコードの看板アーティストとなるルイ・フィリップの、音楽キャリア極初期のボーダーボーイズ名義のネオアコ名曲A2。アッパーなシンセポップで人気を博すことになるトーマス・ドルビーの、これ以上ないほど繊細なシンセ・バラードのA3。リバーヴ効きまくりで、かつエレキギターで奏でられていてもオーガニックに聴こえるドゥルッティ・コラムの2曲は、本作の流れを作る重要な部分を担っています。C5は、レスター出身のSSWであるケヴィン・ヒューウィックとニュー・オーダーのコラボ作で、シンセ無しのローファイなギターバンド・サウンドが今となってはとても新鮮です。ただ、まだゴージャスになる前のアンテナのC2と、クール・ファンク期のア・サートゥン・レイシオのC4は全体の流れからちょっと浮いた感じがしますが、コンピレーションの中の1曲として聴かなければどちらも良い曲です。レヴューが長くなってしまいましたが、それは本作が本当に素晴らしく、個人的にとても気に入っているからです。
曲目
A1 John Foxx:A Jingle
A2 The Border Boys:When Will You Be Back?
A3 Thomas Dolby:Airwaves
A4 Harold Budd:Children On The Hill
A5 The Durutti Column:Sleep Will Come
A6 Michael Nyman:A Walk Through H
B1 John Foxx:A Jingle
B2 Soft Verdict:The Fosse
B3 Brian Eno:Interview
B4 Gavin Bryars:White's S.S.
C1 John Foxx:A Jingle
C2 Antena:Seaside Weekend
C3 The Durutti Column:Weakness And Fever
C4 A Certain Ratio:Felch
C5 Kevin Hewick & New Order:Haystack
C6 Karel Goeyvaerts:Ach Golgotha
D1 John Foxx:A Jingle
D2 Jeanne Moreau:Un Entretien Avec Jeanne Moreau
D3 Richard Jobson:Armoury Show
D4 Bill Nelson:The Shadow Garden
D5 Richard Jobson & His Friends From Tuxedomoon:Orphée
規格番号:TWI008(Les Disques Du Crépuscule)1984年
LP 2枚組 33 1/3回転
インサート
・ジャケットの状態 VG+(ジャケ縁に少し傷みあり。インサートにしみあり)
・盤の状態 E-,E-
84年リリース、80年にベルギーのクレプスキュール・レーベル初の作品としてカセットテープでリリースされ、その後もレコードやCDで再発が重ねられている名コンピレーション・アルバムです。本盤は、収録曲が入れ替えられて再編纂された83年エディションとして2枚組LPでリリースされ、ジャケットにタイトルの日本語訳「ブリュッセルより愛をこめて」が書かれたヴァージョンです。2020年には同じ体裁でリイシューされましたが、オリジナルの本盤とは収録曲が違っています。さてその内容は、元ウルトラヴォックスのジョン・フォックスによるジングルで始まり、シンセポップ、ポストパンク的なバンド・サウンド、アンビエント・ミュージック、抽象的なアヴァンギャルド・ミュージック、ピアノ曲、そしてインタビュー音声(ブライアン・イーノ、ジャンヌ・モロー。長い!)と続きます。どれもあまりに個性的なので、でこぼこした、落ち着かないコンピになりそうですが、静謐さを感じさせる不思議な統一感があります。それはハロルド・バッド、マイケル・ナイマン、ソフト・ヴァーディクト(ウィン・メルテン)、ギャヴィン・ブライアーズといった、今では巨匠と呼ばれるアーティストのピアノ曲が各面の適所に収録されているのが大きいかもしれません。いくつか注目曲を挙げると、後にエル・レコードの看板アーティストとなるルイ・フィリップの、音楽キャリア極初期のボーダーボーイズ名義のネオアコ名曲A2。アッパーなシンセポップで人気を博すことになるトーマス・ドルビーの、これ以上ないほど繊細なシンセ・バラードのA3。リバーヴ効きまくりで、かつエレキギターで奏でられていてもオーガニックに聴こえるドゥルッティ・コラムの2曲は、本作の流れを作る重要な部分を担っています。C5は、レスター出身のSSWであるケヴィン・ヒューウィックとニュー・オーダーのコラボ作で、シンセ無しのローファイなギターバンド・サウンドが今となってはとても新鮮です。ただ、まだゴージャスになる前のアンテナのC2と、クール・ファンク期のア・サートゥン・レイシオのC4は全体の流れからちょっと浮いた感じがしますが、コンピレーションの中の1曲として聴かなければどちらも良い曲です。レヴューが長くなってしまいましたが、それは本作が本当に素晴らしく、個人的にとても気に入っているからです。
曲目
A1 John Foxx:A Jingle
A2 The Border Boys:When Will You Be Back?
A3 Thomas Dolby:Airwaves
A4 Harold Budd:Children On The Hill
A5 The Durutti Column:Sleep Will Come
A6 Michael Nyman:A Walk Through H
B1 John Foxx:A Jingle
B2 Soft Verdict:The Fosse
B3 Brian Eno:Interview
B4 Gavin Bryars:White's S.S.
C1 John Foxx:A Jingle
C2 Antena:Seaside Weekend
C3 The Durutti Column:Weakness And Fever
C4 A Certain Ratio:Felch
C5 Kevin Hewick & New Order:Haystack
C6 Karel Goeyvaerts:Ach Golgotha
D1 John Foxx:A Jingle
D2 Jeanne Moreau:Un Entretien Avec Jeanne Moreau
D3 Richard Jobson:Armoury Show
D4 Bill Nelson:The Shadow Garden
D5 Richard Jobson & His Friends From Tuxedomoon:Orphée