【日本盤・中古】Various Artists – Tokyo-Paris-London-New York, Dancing Night
規格番号：YW-7410-AX（ShanShan/Columbia）1982年
12インチEP　45回転
帯とインサートは元々無し

・ジャケットの状態　E-
・盤の状態　E-

82年リリース、一時期日本コロンビア内レーベルとして存在した「Shan-Shan」からリリースされたニューウェイヴ・アーティストの4曲入りオムニバスEPです。タイトルどおり、世界4都市の先鋭アーティストの作品を収録しており、東京は坂本龍一と渡辺香津美、パリはリジー・メルシェ・デクルー、ロンドンはリップ・リグ＆パニックでニューヨークはPILという意味だそう。あれ？PILはイギリスでしょ？2013年にジョン・ライドンはアメリカの市民権を得ていますが、住んでるのもなじみがあるのもニューヨークではなくロサンゼルスでしょう。まあそれは置いておいて、本作はレーベルの契約アーティストのみの選曲ではありますが、当時の先鋭的なニューウェイヴ・サウンドを手軽に聴くことはできます。A1はKYLYNバンドで双頭バンマスを務めていた坂本と渡辺のコラボレーション作で、ブライアン・フェリーのソロ作のカヴァーです。ジョルジオ・モロダーのミュンヘン・ディスコの影響下にあるシンセ・パーカッションとヴォコーダーが印象的なディスコ・ミュージックで、珍しく渡辺がヴォーカルをとっているのが微笑ましくも聴きどころ。A2はバハマのコンパス・ポイント・スタジオで録音されたワールド・ミュージック的シンセポップ。B1はポップグループ解散後に結成されたバンドのデビュー・シングルのB面曲で、スネークマンショーのセカンド・アルバムにも収録されたパンク・ジャズ・チューンです。B2はご存知ジョン・ライドンのPILのセカンド・アルバム「Metal Box」に収録されている曲で、日本ではカーステレオのCMソングに使われていたというのは今更ながら驚きです。それにしても、この時代の音楽の豊饒さとユニークさは素晴らしすぎます。

曲目
A1　Lyuichi Sakamoto・Kazumi Watanabe / Tokyo Joe
A2　Lizzy Mercier Descloux / Les Baisers D'Amant
B1　Rip Rig & Panic / The Ultimate In Fun
B2　Public Image Limited / Careering