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2018/03/20 23:20

ポストパンクってなんぞや? 



そんなこと知ってるよと言われてしまうかもしれませんが、ジャンル分け、カテゴリー設定というのは難しいもので、マメシバもポストパンクというものの定義が出来ていないというのが正直なところです。ショップではニューウェイヴとポストパンクを同一カテゴリーにしていますしね。



ジャンル分けって難しいですよね。例えばヘヴィメタルとハードロックの違いってなに?音のハードさ? 
ジャンルなんてそんなのどうでもいいといえばそうなんですけど、レコード屋の場合、商品を売るには大まかでもカテゴリーを分けたほうがお客さんに選んでもらいやすいわけです。

実はポストパンクはマメシバ的には重要なんです。なぜなら、サーチ・エンジンで「ニューウェイヴ  レコード」とか「ニューウェイヴ CD」とかで検索すると全くだめですが、「ポストパンク レコード」や「ポストパンクCD」で検索すると、マメシバレコードはけっこう上位に表示されるのです。




↑ ね? 993,000中4位! アマゾンの次だ。

なので、ポストパンク啓蒙活動は重要なのです。いやいや啓蒙なんておこがましいことは言えませんが、要はポストパンク普及活動ですね。



で、POST PUNK ポストパンク ですが。

POSTはAFTERの意味ですから、字面から言えばポストパンクはパンクに影響されたパンク以降の音楽というジャンルです。

そうなるとニューウェイヴもイコールですし、シンセポップもそう。ノイズもそうとかいろいろ言えてしまいますが、海外の音楽ライターの書いた文献などをあたると、パンクよりもアーティスティック(芸術的)で、そして醒めているという定義がけっこうあります。初期衝動ではじめた楽器もあまり弾けないパンクバンドが、技術的にもちょい上達し、そして美意識を変に高めてしまったバンドが、ポストパンク・バンドということになりますでしょうかね。あまりにざっくりしてますけど。

そんなわけで、明確に定義することはできませんが、一般的に言えば、こんなバンドたちがポストパンクの代表なのよというのを今回ご紹介しようかと思います。


まずはこれ。元セックス・ピストルズのジョニー・ロットンが、ピストルズ脱退後78年に本名に戻って結成した「パブリック・イメージ・リミテッド Public Image LImited」 からいきましょう。


曲は「パブリック・イメージ」

Public Image Limited - Public Image 


ちょーかっこいい。クール!

「ロックは死んだ」と名言を放ったジョン。ロックは死んだんだから、俺がやってるのはロックじゃねえ。つまりポスト(パンク)ロック・ミュージックということです。ポストロックというと昨今はまた別の意味になってしまいますが。PILは活動休止やメンバー・チェンジをはさみ現在も活動中。今年は来日も予定されています。楽しみだ~。

次は、78年イギリスのブリストルで結成された5人組バンド「ザ・ポップ・グループ  The Pop Group」です。


政治的な歌詞を、パンクをベースにしたアヴァンギャルドなファンクに乗せたサウンドが個性的で魅力的。名前と違ってまったくポップじゃなし。わずか3年の活動で解散しましたが、そこからリップ・リグ&パニック、ピッグバッグ、マキシム・ジョイというバンドが派生し、シーンへの影響を絶大に残しました。さらに2010年にポップ・グループとして再結成し、来日をしたり、新作を出したりと活発に活動しています。

曲は80年にラフ・トレードからリリースした通算2枚目のシングルです。チェロで即興音楽家のトリスタン・ホンジンガーが客演しています。

The Pop Group - We Are All Prostitutes


これもかっちょいいね。ブイブイ言うベースに絶叫。音に殺気があるというか。

リリース元のラフ・トレードは、80年代はニューウェイヴの巣窟のようでしたが、ラフ・トレードからポップ・グループとスプリット・シングルを出したりしたのが「スリッツ The Slits」です。

彼女たちも、ポストパンクの代表格バンドとして認知されています。曲は79年リリースのデビュー・シングル「ティピカル・ガールズ」です。

The Slits - Typical Girls


レゲエ・ベースのほわほわしたバンド・サウンド。これもまたかっこいいし、そしてキュート。

ジャケットでどろんこヌードを披露したフロントの女性3人ですが、この映像でも最後の最後でどろんこヌードになっています。ちなみにヴォーカルのアリ・アップは残念ながら2010年に死去。彼女の母親はPILのジョン・ライドンの奥さんです。

女性ヴォーカルのバンドはポストパンクにはいくつもありますが、その中でも代表格というと「スージー&ザ・バンシーズ Siouxzie & The Banshees」です。


曲は「香港ガーデン」 全英シングル・チャート7位というのがすごい。

siouxsie and the banshees - Hongkong Garden

スージー&ザ・バンシーズはパンク・バンドと認識されたり、ゴシックロックやポジティヴパンクともカテゴライズされますが、大きく括ればポストパンクでしょう。

ゴシックロックと言えば、はずせないのが「バウハウス Bauhaus」。

78年、ノースハンプトンで結成。82年にリリースしたデヴィッド・ボウイのカバー「ジギー・スターダスト」がヒットし有名に。でもここでの曲はTレックスのカバーで「テレグラム・サム」です。こっちのほうがかっこいい。

Bauhaus - Telegram Sam

バウハウスのPVはどれもモノクロ。

後にアメリカでヒットを出し、世界的に成功したロバート・スミス率いる「ザ・キュアー The Cure」も初期はゴスの一派と見られたポストパンク・バンドでした。


単にメイクのせいという気もしますが。曲は「ハンギング・ガーデン」です。

The Cure -  Hanigng Garden

この曲は全英で34位。いちおう日本でもシングルが発売されました。その後、89年にリリースした「ラヴ・ソング」はアメリカのチャートで2位ですからね。

しまった。紹介しきれない。紹介したいバンドと映像がまだまだ。パート2に続きます。


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