【イギリス盤・中古】Sex Pistols – The Mini Album
規格番号：APOCA3（Chaos Records）1985年
ミニLP 33 1/3回転
ホワイト・ヴィニール

・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-（レーベルにしみあり）

85年リリース、セックス・ピストルズのミニLPです。収録されているのは76年から77年にかけて録音されたスタジオ・デモ音源で、この時のメンバーはジョニー・ロットン、スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クックにグレン・マトロック。プロデュースは「Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols」のクリス・トーマスではなくデイヴ・グッドマンで、本盤の6曲を含めて「Spunk」というタイトルのブートレグとして「Never Mind the Bollocks」の発売前にリリースされました。これには「Never Mind the Bollocks」の契約に対するけん制としてグッドマンとグレン・マトロックとマルコム・マクラーレンが関わっていたという噂があります。その後96年に、ヴァージンが「Never Mind the Bollocks」の限定盤2枚組CDに「Spunk」をそのまま入れたため、結局はオフィシャル（セミオフィシャルかな）なものと認められました。ともあれ、肝心のサウンドですが、「Never Mind the Bollocks」のヴァージョンに比べてヴォーカルが前に出ているというところと、軽めで小気味良いロックンロールに仕上がっているというところが特徴です。あと、低音がちょっと強めか。本盤ではベースが本職のグレン・マトロックで「Never Mind the Bollocks」ではスティーヴ・ジョーンズが（シドが弾けないので代わりに）弾いているからかとも考えたりします。でもオリジナルと本盤とどちらのヴァージョンが良いかというとそれは好みなので、とりあえずどっちも持っていていいでしょう。それに「Never Mind the Bollocks」に収録されてないA3とB1が入っているし。レコードはホワイト・ヴィニールだしジャケットも素晴らしいし。そのライヴの熱気を完璧に汲んだ秀逸なジャケット写真はパンクショップ「原宿SMASH」の杉中サトシ氏によるものです。

曲目
A1 Submission
A2 Seventeen
A3 Satellite
B1 I Wanna Be Me
B2 Anarchy In The UK
B3 No Feeling