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【LP】Various Artists – Girl Talk
【UK盤・中古】Various Artists – Girl Talk
規格番号:ACME20(Él)1989年
LP 33 1/3回転
・ジャケットの状態 E
・盤の状態 E-
87年リリース、ネオアコの代表格レーベル「エル」(Él)のコンピレーション・アルバムです。チェリーレッド・レコーズにいたマーク・オールウェイによって設立されたエルは、イギリスっぽいバンド・サウンドとフランスの洒脱さが融合したポップ・サウンドの融合した耳触りの良い所謂「ネオアコ」サウンドのブームの火付け役です。レーベルには3枚の有名な名作オムニバス・アルバム「London Pavilion」シリーズありますが、本作はそのスピンオフという感じのその名も「Girl Talk」、つまり女性シンガーの作品を集めたオムニバスです。そのトップを飾るのはレーベルの代表的女性アーティストのアンソニー・アドヴァース。88年発表のファースト・アルバムから収録した本作は清涼感あるギターとコーラス、そしてシンセをバックに、ちょっと音程が危なっかしいけど魅力的な声を聴かせてくれます。A1のイントロを聴くだけで本作は名盤であろうことがわかるでしょう。レーベルにおける彼女の存在は大きく、本盤のトリも飾っています。続くはオムニバス「London Pavilion Volume Two」でも白眉と言えるほどの名演を聴かせてくれていた女性パンク・デュオ、バッド・ドリーム・ファンシー・ドレスのロックンロール。B3ではさらにチープでプリミティヴなパンクロックを聴かせてくれます。ジェシカ・グリフィンとデビー・グリーンのツイン・ヴァーカルのA3は、この時点はバンドの体を成しておらず、どうやらバックはモノクロームセットの面々らしいです。彼女たちのもう1曲であるB5は初期少年ナイフみたい。A5とB4には男性ヴォーカルなのになぜかマーデン・ヒルを2曲収録。「London Pavilion」シリーズを印象づけた彼らの楽曲は、当然ながら違和感なく溶け込んでいます。特にダバダバなB4は超名曲。スコットランドのポップバンド、サンセット・ガンに在籍したルトコフスキ姉妹の唯一作であるB1は、ソウルフルで絶品のヴォーカルを聴かせてくれますが、このオムニバスの中ではちょっと浮いている感じかな。ともあれ、エルのコンピレーション・アルバムは全部名盤ですが、本作も当然その通り。音を大きくしなくてもサウンドが粒立って聴こえる。体調悪い時でも聴けますし、もしかしたら薬にさえなるかも。
曲目
A1 Anthony Adverse:Maria Celeste
A2 Bad Dream Fancy Dress:Lemon Tarts
A3 Would-Be-Goods:Marvellous Boy
A4 Cagliostra:Libera Me
A5 Marden Hill:Oh Constance
B1 Florentines:Man Of Mine
B2 Would-Be-Goods:Perfect Dear
B3 Bad Dream Fancy Dress: Rave Up
B4 Marden Hill:Curtain
B5 Would-Be-Goods:The Camera Loves Me
B6 Anthony Adverse:Goodbye Again
規格番号:ACME20(Él)1989年
LP 33 1/3回転
・ジャケットの状態 E
・盤の状態 E-
87年リリース、ネオアコの代表格レーベル「エル」(Él)のコンピレーション・アルバムです。チェリーレッド・レコーズにいたマーク・オールウェイによって設立されたエルは、イギリスっぽいバンド・サウンドとフランスの洒脱さが融合したポップ・サウンドの融合した耳触りの良い所謂「ネオアコ」サウンドのブームの火付け役です。レーベルには3枚の有名な名作オムニバス・アルバム「London Pavilion」シリーズありますが、本作はそのスピンオフという感じのその名も「Girl Talk」、つまり女性シンガーの作品を集めたオムニバスです。そのトップを飾るのはレーベルの代表的女性アーティストのアンソニー・アドヴァース。88年発表のファースト・アルバムから収録した本作は清涼感あるギターとコーラス、そしてシンセをバックに、ちょっと音程が危なっかしいけど魅力的な声を聴かせてくれます。A1のイントロを聴くだけで本作は名盤であろうことがわかるでしょう。レーベルにおける彼女の存在は大きく、本盤のトリも飾っています。続くはオムニバス「London Pavilion Volume Two」でも白眉と言えるほどの名演を聴かせてくれていた女性パンク・デュオ、バッド・ドリーム・ファンシー・ドレスのロックンロール。B3ではさらにチープでプリミティヴなパンクロックを聴かせてくれます。ジェシカ・グリフィンとデビー・グリーンのツイン・ヴァーカルのA3は、この時点はバンドの体を成しておらず、どうやらバックはモノクロームセットの面々らしいです。彼女たちのもう1曲であるB5は初期少年ナイフみたい。A5とB4には男性ヴォーカルなのになぜかマーデン・ヒルを2曲収録。「London Pavilion」シリーズを印象づけた彼らの楽曲は、当然ながら違和感なく溶け込んでいます。特にダバダバなB4は超名曲。スコットランドのポップバンド、サンセット・ガンに在籍したルトコフスキ姉妹の唯一作であるB1は、ソウルフルで絶品のヴォーカルを聴かせてくれますが、このオムニバスの中ではちょっと浮いている感じかな。ともあれ、エルのコンピレーション・アルバムは全部名盤ですが、本作も当然その通り。音を大きくしなくてもサウンドが粒立って聴こえる。体調悪い時でも聴けますし、もしかしたら薬にさえなるかも。
曲目
A1 Anthony Adverse:Maria Celeste
A2 Bad Dream Fancy Dress:Lemon Tarts
A3 Would-Be-Goods:Marvellous Boy
A4 Cagliostra:Libera Me
A5 Marden Hill:Oh Constance
B1 Florentines:Man Of Mine
B2 Would-Be-Goods:Perfect Dear
B3 Bad Dream Fancy Dress: Rave Up
B4 Marden Hill:Curtain
B5 Would-Be-Goods:The Camera Loves Me
B6 Anthony Adverse:Goodbye Again