【日本盤・中古】Hajime Tachibana – Beauty & Happy
規格番号：MIL-1027（Midi/School）1987年
LP 33 1/3回転
インサート
帯は元々無し

・ジャケットの状態 E-
・盤の状態 E-

87年リリース、立花ハジメの5枚目のフル・アルバムです。立花はプラスチックス解散後、楽器をギターからサックスに持ち替え、数枚の現代音楽というかミューザック的な作品をリリースしました。路線変更も理解された頃に今度はテクノロジーに開眼。サンプリングびしばしのダンスチューンを作成し、今度はこっちかと思ったら、今まで作品ではあまり披露することのなかった自身のヴォーカルをフィーチャーした2枚の12インチ・シングルを制作。その２枚の収録曲を含む歌物作品が本作です。歌物とはいえ、当然ながらギターの弾き語りではなく、サンプリングやデジタル・シンセをバックにしたサイバーなヴォーカル・アルバムで、ヒップホップの要素も多分に含んでいます。制作には、ムーンライダーズの鈴木慶一、矢野顕子、小林克也らが詞を提供し、プラスチックス時代からの親交があったDEVOのマークとボブのマザーズボウ兄弟が作曲で参加しています。しかしながら、本作の聴きどころは、そんなビッグ・ネームな面々が参加した部分ではなく、プログラマーの藤井丈司、アレンジャーの戸田誠司、エンジニアの飯尾芳史というYMO界隈で研鑽を積んできた3人と、元チャクラの近藤達郎らが担ったバックトラックです。立花は完全に感性の人なので恐らく譜面はあまり読めず、楽器もそれほど演奏できるわけではないと思われますが、彼のイマジネーションを汲んで音に変え、盤の溝に刻み込んだのはこの4人です。つまりこの作品は立花のソロ・アルバムではなく、近藤らを含むバンドのアルバムと言えるでしょう。

曲目
A1 World Wide Taiyo･Sun
A2 Shoot
A3 Starfire
A4 Beauty
A5 The Theme From '64
A6 '64
A7 Deep River Mansion
B1 Ton Kou
B2 Happy
B3 Theme From Fuji AV Live
B4 The Jungle Queen Of Borneo Isl.
B5 BQ
B6 Beauty '87