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2017/09/28 13:28

最近、ロックの重要人物の訃報を頻繁に聞く機会がありますが、スティーリー・ダンの片割れであるウォルター・ベッカーが9月に亡くなってしまいました。享年67才とはまだ若すぎる。




彼の死去の影響もおそらくあって、ブルーノートジャズフェスティバルのトリをつとめることになっていたドナルド・フェイゲンは体調不良のためキャンセルになってしまい、フェス自体が消滅してしまいました。

ドナルド・フェイゲンは今もツアーを組んで世界中を周っていますが、一方のウォルター・ベッカーはハワイに移り住んだ後は、それほど活発な音楽活動はしていませんでした。

バンド解散後は2枚のソロアルバムをリリース。それ以外ではリッキー・リー・ジョーンズ、マイケル・フランクス、そしてドナルド・フェイゲンの「カマキリアド」のプロデュースなどを手がけています。

プロデュース業のなかでは、異色な作品があります。

それは、ノルウェーのニューウェイヴ・バンドである「フラ・リッポ・リッピ」のアルバムのプロデュースというもの。

Fra Lippo Lippi



元スティーリー・ダンがニューウェイブ・バンドをプロデュース?そんなのやったっけ?というか、だれそれ?という感じですが、作品を聴いてみると納得納得。サウンドはまったくもってメロウなAORです。

フラ・リッポ・リッピは、78年結成のノルウェーのニューウェイヴ/ポストパンク・バンドで、サウンドはイメージするような北欧のクールさがあり、その手のファンにはデビュー時から人気がありました。

サードアルバムをリリースした後、ヴァージンレコードが目をつけ、再度サードアルバムを録音しなおして世界発売することになりました。ヴァージンはおそらく「第二のA-ha」を彼らに期待していたのでしょう。

彼らのサウンドは、クールなニューウェイヴ・テイストながらとてもメロディアスで、ヴォーカルの透明感もあってAORとの親和性も感じられていたので、AOR系のプロデューサーがつくというのも不思議ではありませんでした。

では、彼らの名前が広まった中ヒット曲の「Shouldn't Have To Be Like That」です。サードアルバム「Songs」に収録です。

Fra Lippo Lippi - Shouldn't Have To Be Like That


いい曲でしょ?

そして次の「Angel」がウォルター・ベッカーのプロデュースである4枚目アルバム「Light and Shade」の収録曲です。

Fra Lippo Lippi - Angel


この「Light and Shade」は本当に名盤なんです。
どの曲も名曲。大のおススメです。

バック・ミュージシャンはTOTOのジェフ・ポーカロなどアメリカ西海岸の切れ者ばかり。
その結果、おいしいメロディの良作はできたものの、元々持っていたFLLの個性はどっかに吹っ飛んでいってしまいました。残念。

最後に、FLLファンの間での人気曲「Beauty And Madness」を。これもウォルター・ベッカー参加の4枚目の収録曲です。

Fra LIppo Lippi - Beauty And Madness


動かないPV画面はしょうがないものの、オリジナルアルバムではない2005年リリースのコンピレーション「Essence & Rare」のジャケットというのはなぜ?しかもこのアルバムはフィリピンでのみリリースされたものなのに。

世界的な人気を得ることができなかった彼らですが、実はフィリピンでは大人気でメジャーな存在なのです。
そのバックグラウンドはまたいずれ書きましょう。

また、ウォルター・ベッカーはもうひとつニューウェイヴのバンドをプロデュースしています。その名前は「チャイナ・クライシス」。
その紹介もまた次回。


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