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2017/10/29 11:55

最近、音楽関係のネットでは、イギリスのシンセポップ・グループの「ヘヴン17」とシンセポップ・デュオの「ブラマンジェ」が一緒に全英ツアーを予定していることが話題になっています。…ええとエレポップ・ファンとかマニアとかの間でのみの話題ですが。


今回はそのヘヴン17を紹介します。次回はブラマンジェで。



ヘヴン17(Heaven 17)はヒューマン・リーグのオリジナル・メンバーだったマーティン・ウェア(Martyn Ware)イアン・クレイグ・マーシュ( Ian Craig Marsh)に旧知のヴォーカリストのグレン・グレゴリー(Glenn Gregory)が参加してできたシンセポップ・グループで、80年代前半にはエレポップ人気を盛り上げました。

他のエレポップ・バンドとはちがった凝ったサウンドや音色、あくまでバックに徹しヴォーカルにいろいろな人を配すプロジェクト「BEF」をやるなど、当時人気爆発していた本家のヒューマン・リーグに比べ(ちょっとだけ)硬派な活動をしていました。

ヒューマン・リーグとどれくらい違うかというと、たとえばファーストアルバム「Penthouse & Pavement」に収録されたタイトルもサウンドも攻撃的なこの曲「レッツ・オール・メイク・ア・ボム」あたりにそれが如実に出ていますか。

ファンのあいだでは人気曲です。唐突に入るサンバのホイッスルがかっちょい。

Heaven 17 - Let's All Make A Bomb



ファースト・アルバムにはほかにも気に障るへんなシンセ音が入ったり、ビートが普通でない奇矯な曲がたくさん収録されています。

たとえばこれ↓ 「ゲイシャ・ボーイズ・アンド・テンプル・ガールズ」

Heaven 17 - Geisha Boys and Temple Girls


サウンドが普通のエレポップに比べてアヴァンギャルド。でもゲイシャ・ガールズじゃないの?ボーイズって…というかこの映像ってPVなの?

クールで独自路線の彼らですが、2枚目のアルバムになると、けっこう売れ線のサウンドになびいていきます。やっぱとりあえず売れないとね。

まずは彼らのシングルのなかでもっともヒットした曲(全英2位)「テンプテーション」です。

Heaven 17 - Temptation


普通にかっこよい上質エレポップ。この曲が収録されたセカンド・アルバム「The Luxury Gap」はUKアルバム・チャートで4位まで上昇。続いてリリースされたシングル・カット曲「カム・リヴ・ウィズ・ミー」も5位まで上がりました。

Heaven 17 - Come Live With Me


その後、サード・アルバムはそれなりに売れたものの、80年代後半からフェイド・アウト。88年に一旦解散。

96年に再結成した後は、メディアへの出演やエイティーズ・サウンドの音楽フェス「リワインド・フェスティヴァル」への毎年参加などで徐々に露出が増え、今年後半はマーティンとグレゴリーのふたりで精力的にツアーの予定です。ツアーの多くの日程で同じイギリスのエレポップ・ユニット「ブラマンジェ」(Blancmange)とダブル・ヘッドライナーで出演。たまたまでも現地にいたら観てみたいですねえ。

これが2017年現在のヘヴン17です。怖くてでかい顔のほうがヴォーカルのグレゴリーです。



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