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2021/02/21 17:18

コロナ騒ぎも早1年。

音楽ビジネス界では、苦肉の策として無観客の配信ライヴがそれなりの頻度で行われるようになりましたが、観客満員の大々的なライヴやツアーができないので多くのミュージシャンが暇、いや時間を持て余している状況が続いています。


で、ここでひとつ提案を。


ツアーのないお手すきの海外の有名ミュージシャンに楽器のレッスンを受けてみるというのはどうでしょうか。もちろんオンラインで。

そんなことできるの? はい。やってるミュージシャンもいるんです。探せばいろいろと。


そこで是非おすすめしたいのはマイク・ガーソンによるピアノのオンライン・プライヴェート・レッスンです。



あまりに有名なミュージシャンなので説明不要かもしれませんが、一応説明しておくと、マイク・ガーソン(Mike Garson)はニューヨーク出身のジャズ/ロック・ピアニストです。

ブルックリン大学を卒業し4人組バンド「ブレザレン」(BRETHREN)を結成。2枚のアルバムをリリースした後、アネット・ピーコックのアルバムに参加。それを聴いたデヴィッド・ボウイがツアーに参加を要請し、ボウイとの関係がスタートしました。ちなみに、アネット・ピーコックはボウイのツアーにガーソンが参加するのを拒否したそうです。ボウイもすごいけど、ガーソンを見出したアネット・ピーコックもさすが。

そして出来上がったのがアルバム「アラジン・セイン」でした。

David Bowie - Aladdin Sane


超アヴァンギャルド、そしてエロティックでさえあります。ヴォーカルとピアノの録音レベルが対等だ。


ここからガーソンは、ボウイの最後のツアーとなった2004年の「リアリティ」ツアーに至るまで、数多くのアルバムとツアーに参加することに。ステージ数は約1000回にも及びました。


その後、時は経ち、ご存知のようにボウイは2016年1月10日に死去。1月8日に69回目の誕生日を迎えたばかりでした。




彼の1周忌を待たずに、マイク・ガーソンは2017年からデヴィッド・ボウイの元ライヴ・バンドのメンバーらを中心としたバンドを組みボウイの古希(!)を祝う「セレブレイティング・デヴィッド・ボウイ」というツアーを開始。同年2月にはその布陣で来日し、東京ドーム・シティホールでライヴを行いました。日本からはオリジナル・ラヴの田島貴男やイエロー・モンキーの吉井和哉らが参加。バンド・メンバーはマイク・ガーソンのほかに、アール・スリック、エイドリアン・ブリュー、ゲイル・アン・ドロシー、ザカリー・アルフォード、ホーリー・パーマーなどの同窓生が参加しました。





日本公演ではありませんが、このツアーのまさにボウイの誕生日に行われたロンドン公演での、ゲイル・アン・ドロシーがヴォーカルを取る「アラジン・セイン」をどうぞ。

Mike Garson & Gail Ann Dorsey - Aladdin Sane 



ご存知ゲイル・アン・ドロシー(Gail Ann Dorsey)も長い間ボウイと活動しているベーシスト。坊主頭に裸足がトレードマークの超かっこいい女性です。


この流れで、ガーソンは今年2021年のボウイの誕生日に「ア・ボウイ・セレブレーション:ジャスト・フォー・ワン・デイ!」(A Bowie Celebration: Just For One Day!)という大規模な配信イヴェントを開催しました。



参加ミュージシャンはデュラン・デュラン、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロス、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ピーター・フランプトン、アダム・ランバート、スリップノットのコリィ・テイラー、ボーイ・ジョージ、ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレル、リック・ウェイクマン、メイシー・グレイ、元モット・ザ・フープルのイアン・ハンター、デフ・レパードのジョー・エリオット、フー・ファイターズのテイラー・ホーキンズ、ザ・カルトのイアン・アストベリー、ゲイリー・バーロウ、バーナード・ファウラー、チャーリー・セクストンなどなど超豪華。演奏されたナンバーは約40曲というヴォリュームでした。

YouTubeに違法アップロードがいくつかありますが、それを貼るのも何なのでトレイラー映像を貼っておきます。

Mike Garson's A Bowie Celebration: Just For One Day!



実際の配信ライヴでは、ボウイのバンドをバックに「すべての若き野郎ども」を歌うイアン・ハンターが白眉かな。



それはともかく、今回のコラムはこのライヴのことがメインではありません。


このマイク・ガーソンにピアノを習ってみましょうというのがテーマです。


彼のホームページを覗いてみると気が付きますが、彼は断続的にオンラインのピアノ・レッスンをやってきているのです。


Private Online Piano Lesson with Mike Garson

ZOOMを介しての完全プライヴェート・レッスンで、1コマ60分で300ドル(3万円強)。これを安いと取るか高いと感じるか。ミュージシャンとしてやっていく志のある人にとっては、これ、決して高い買い物ではないのでは?あのアヴァンギャルドなピアノのテクニックのヒントをつかむことができるかも。ネタとしても、俺、マイク・ガーソンにピアノ習ったことあるんだぜって言えるのはおいしい。

スタジオとかスクールでやっている日本のミュージシャンによるレッスンももちろんいいのですが、どうせならレジェンドに習うというのはどうでしょう。

どんな感じか、どれくらいスケジュールが埋まっているのかとか実際に体験レポートをしてみたいですが、コミュニケーション能力以前にピアノを弾く技術もないので今回はやめときます。あ、お金もか。


どなたか体験してレポートしてくれないかなあ。レッスンの記録をYouTubeにアップするのは権利関係上無理でしょうね。



では最後に、2002年イギリスのトーク番組に出演したデヴィッド・ボウイがガーソンのピアノのみの伴奏で歌う「火星の生活」を。

David Bowie's "Life on Mars" with Mike Garson, 2002


素晴らしい(泣)

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